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税務総合戦略室 室長通信 第五十六回 
将来の税務リスクについて準備する

第89号(2017年04月01日発行分)

執筆者1

『税務総合戦略室』は「オーナー社長の税金ストレスからの解放」をチームの使命として仕事をしています。
社長によって抱いておられるストレスは様々です。

  • ◇決算の都度、苦労して計上した利益を「こんなに税金でもっていかれるのか」(法人税のストレス)
  • ◇確定申告のたびに痛感する最高税率55%という高率の課税(所得税のストレス)
  • ◇巷の書籍やインターネットの情報では、多くの会社が上手にギリギリの節税策を行っているように見聞きするが、自分のところの顧問税理士はまったく目新しい提案をしてくれない。そもそも、高い報酬を支払っているのになぜ忙しい中自分で節税の手法を勉強しなければならないのか(税理士に対するストレス)
  • ◇専門家である税理士に帳簿作成を依頼し、法の範囲内でまじめにきちんと申告納税しているつもりなのに税務調査の度に思ってもみなかった指摘を受け追徴課税が発生する。調査官からはまるで犯罪者のごとく疑いの目で見られているようで、調査と聞いただけで食欲さえもなくなってしまう(税務調査のストレス)

これらの不満やストレスを解決することは実はそんなに難しいことではないと考えています。経営者の心情を理解し、合法的な節税のための知識と知恵を持った税理士はたくさんいます。自分の(会社の)パートナーとしてふさわしくないと判断したのであれば躊躇なく顧問税理士の見直しをすればよいだけのことです。

もっと重大な税務リスク

前述したような不満を解消してくれる良い税理士と巡り合い、特に税金のストレスを感じずに過ごしていた社長が、あるとき不安に襲われます。

  • ◇会社の事業承継を考える時期になってきたが、後継者に株式をどのように移動させればよいのだろう
  • ◇高騰してしまった自社の株価を如何にして引き下げればよいのか
  • ◇自分が死んだときの税金はどうなるのだろう

このように今までの会社経営上の税金の悩み(毎期の決算における法人税・消費税の節税対策)とは全く違う次元の問題について漠然とした不安にさいなまれるようになります。そこで初めて「将来のしかかってくるかもしれない得体のしれない税金の存在」について顧問税理士に相談してみると、すでに手の付けられないほど問題が膨れ上がっている場合が少なくないのです。
 毎期の決算を中心として節税や税務調査対策の相談に乗ってくれていた税理士は、事業承継・相続に関する税金の相談をしてみるとなんだか心もとなく、あわてて自分自身で対応策を調べ始めることになります。新たな税金ストレスの発生です。

できるだけ早く将来の準備を

現在の複雑で広範囲にわたる税金の問題をたった一人の税理士が完全に解決することは難しいと言わざるを得ません。過去の税務リスク(税務調査対策)、現在の節税だけに目を向けていて、将来必ず発生するであろう税金の問題に目を向けていないと大変なことになってしまいます。
  一流の経営者は必ず目先の業績だけではなく数年先の会社の姿を思い描き経営をしています。同じように将来の会社と個人、そして家族に発生する税金の問題についても思いを馳せてほしいのです。
法人税、所得税を納税した後のお金で蓄積された財産にも最終的には大きな相続税が課税されてしまいます。その対策は一朝一夕とはいきません。
 本当の意味で税金のストレスから解放されるために、目先のことだけではなく遠い将来の税金についてもできるだけ早く準備をしておくことが問題を蓄積させないための唯一の方法であり、私達はチーム一丸となった知恵でそのお手伝いをしていきたいと考えています。

税務総合戦略室便り 第89号(2017年04月01日発行分)に掲載

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