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税務総合戦略室 室長通信 第五十九回
人が足りない

第92号(2017年07月01日発行分)

執筆者1

「人が足りない」。この数カ月、幾度となくお客様からお聞きしてきた言葉です。どの業界も人手不足、人材不足で悩んでおられることを痛切に感じます。
厚生労働省が5月30日に発表した4月の有効求人倍率は1・48倍、バブル期のピークだった1990年7月を上回り、1974年2月以来43年2カ月ぶりの高水準を記録しました。景気の回復という要因もあるのでしょうが、それよりも日本社会の高齢化・少子化がこの問題を引き起こしているように思います。
 仕事の引き合いはあるのに人手不足でお断りしなければならない。経営者にとってこれほど悔しいこともありません。
 新聞報道でも小売店舗・飲食店舗の営業時間短縮、宅配業者のサービス縮小など労働力不足が業務に大きな影響を与えているという記事を多く目にします。

お客様との約束

弊社も同じ悩みを抱えています。コンサルティング業務は人そのものであり、常に良い人材を探し続けていますが、やはりその確保は難しい状況にあります。
 人が足りなければ、その状況に合わせた経営判断が必要となるのですが、私達の場合、新規営業活動を抑制しました。『税務総合戦略室』の考え方と業務内容をお伝えするダイレクトメールの発送は取りやめ、併せて税務対策セミナーの開催回数も削減しています。
 その理由は言うまでもなく顧問先のお客様を裏切らないためです。
 一般的な税理士事務所では税理士一人当たり100~150件のクライアント、多い場合には200を超える件数を担当しているケースもあるようです。 私達は深度ある税務コンサルティングを確実に行っていくために各人が担当できる件数には限度があるという考え方に基づき、「税理士一人当たり12社」を社内ルールとして決定し、お客様にもそのルールをお伝えしてきました。このお客様との約束を守るため新規営業を止めることにしたという訳です。
 人が足りなければどうしても業務が薄くなります。売り上げと利益を追求するばかり、こなしきれない仕事を請け負って、お客様第一の考えを忘れたとき、信用は一気に失われます。それぞれのお客様が抱える税務上の問題・不安を解決するためのパートナーとして選んでいただいたことへの信頼を裏切らないために、手が回らないような状況を作ってはいけないと考えています。

新しいチャレンジ

そうはいってもいつまでも売上を拡大させないわけにはいきません。企業は常に成長を追い求めなければ腐ってしまうものです。従来どおりのやり方ではなく新しい発想で人材の不足に対応しなければなりません。
 今まで私達は国税出身者を集めてチームを組織してきました。世の中の安定志向を反映し、公務員を辞めて税理士に転職しようという人がなかなかいないことも採用難の一因となっているように思えます。なおかつ納得のいくまで選考し採用していますので急激にメンバーを増加させることは困難なのです。
 そこで一計を案じました。この7月から新たに3名の税理士の採用が決定したのですが、そのうちの2名は国税OB税理士ではありません。そして女性税理士です。
 『税務総合戦略室』の特徴は元国税調査官の視点で税務リスクを分析し、対策案を構築すること、また各税務分野の専門家集団がそれぞれの知識を活かしチームとして法人と個人を一体とした最適な税務コンサルティングを行うことで、お客様の税金ストレスを最小化していくことにあります。新しいメンバー達にも私達の考え方、専門知識をしっかり伝えていくことで、今まで以上のサービスをご提供していきたいと考えています。新しいチャレンジです。
 新戦力による化学反応に大いに期待しつつ、これからもより良いサービスを追求し、お客様にご満足いただけるよう知恵を絞ってまいります。

税務総合戦略室便り 第92号(2017年07月01日発行分)に掲載

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