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税務見聞録~多税に無税~第15回 
プロデュース

category: その他
第60号(2014年11月01日発行分)

執筆者4

近年、「コラボ」という言葉や文字をよく耳にしたり目にしたりします。
 その最たるものが、TVCMや商品キャラクターでしょう。有名なところでいえば、サントリーBOSSとソフトバンク。アニメのヱヴァンゲリオンとANA、UCC、JINS、JRAなど。同じくアニメのワンピースであれば、ユニクロ、JINS、グリコなど。この2作品に限らないが、コラボ企業は数えきれません。養命酒とゴルゴ13という変わりものもあります。
 人気の高いアニメと企業商品がコラボすることにより、商品の販売に大きく左右するのでしょう。許諾料や使用料はかなり支払われていますが、その際には源泉所得税も発生することになります。高額な支払いをしてでもメリットがあるということなのでしょう。
 地方公共団体まで乗り出しています。神奈川県箱根町はヱヴァとコラボし、原付のナンバープレートにヱヴァが描かれています。また、府中市も同様に、原付のナンバーでグラップラー刃牙とコラボしています。地方公共団体の場合は住民増加が狙いでしょうか?
 このほか、企業間では業種の違う企業が交流しています。異業種交流といわれ、実際に会合が行われたり、企業間コラボのみならず、官公庁や大学などとのコラボもあります。例えば、「近大マグロ」が有名です。近大がマグロの養殖に成功し、そのマグロを食べることができるレストランが東京と大阪に2店舗あります。これも近畿大学とダイナックというレストランチェーン企業とのコラボにより運営されています。

 

異業種交流というと、似たような言葉を思い出します。
「異種格闘技戦」

これは、元プロレスラーのアントニオ猪木が、「プロレスこそ世界最強の格闘技」の証明として、「プロレスはショー」を払拭するがごとく「ストロングスタイル」を提唱し、その一連の試合として「異種格闘技戦」を行ったものです。
 このことが、今ある格闘技界の道しるべになっていると思います。力道山が創立した日本プロレスが分裂した時から、今のようになることが決まっていたのかもしれません。
 1972年に日本プロレスをアントニオ猪木が追放され、その後、新日本プロレスを旗揚げ。さらにジャイアント馬場も全日本プロレスを設立します。当時、プロレス人気は相当なもので、TV局もゴールデンタイムに放映してました。しかし、この2団体が同一時間帯で放映された記憶はなく、新日本プロレスはテレビ朝日、全日本プロレスは日本テレビでの放送枠でしたが、当初は全日プロがゴールデン枠、新日プロは深夜帯の放映でした。
 人気外国人とのマッチメイクができるかどうかが重要だったように思いますが、NWAとのパイプを持つ馬場の全日本プロレスは外国人レスラーの招聘が容易だったため、人気がありました。しかし、猪木は馬場に比べてパイプが弱く、圧力もあり招聘が難しかったため、放映も深夜枠でした。
 ですが、日本人大物レスラー国際プロレスのストロング小林との対戦、まだ知名度の低い外国人レスラーであったタイガー・ジェット・シン、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンを人気レスラーに育成、WWWFとの提携により外国人レスラーの招聘ができるようになったことにより人気も上がり、視聴率が逆転し、ゴールデンに放送されるようになりました。
 その間、「異種格闘技戦」は、1976年の柔道家ウィリアム・ルスカから極真の空手家ウィリー・ウィリアムスまで行われ、その頂点となった試合は「世紀の茶番」とまで言われた世界ヘビー級チャンピオンモハメド・アリとの一戦です。当時、どんなに激しい試合になるかとワクワクしながら見ていました。だが、はじまると全ての想像は脆くも消え失せました。
 しかし、考えてみれば、根本的にルールが違うボクシングのアリとの対戦など無理でしょう。当然、調印までにもめて当たり前。実現させたことがスゴイ。
 その後のIWGP、藤波辰巳VS長州力の抗争、総合格闘技PRIDE、北朝鮮での興行などにも引き込まれていきました。
 プロデュース力。人生も同じことで、どうプロデュースするか、プロデュースできるかなのでしょう。

税務総合戦略室便り 第60号(2014年11月01日発行分)に掲載

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